自分は為替取引を始めてから10年近くなりますが、2019年の後半のドル円の為替動向は「円高になっていく」のではないかと予測しています。
理由としては、米国は2017年から2018年は年に3回、4回とハイペースで利上げしていっていました。
これが大きくドル高を進展させてきましたが、2019年は利上げが1回か2回程度で収まりそうな感じがしています。さらに、米国の利上げは頭打ちに加えて、米国をはじめとする世界景気の減速が意識され始めているので、リスクを取りにくくなっています。
そのため、安全資産だと言われている「円」が2019年の前半から買われるようになってきています。
その流れは2019年の後半にも続くと思うので、対ドル円の為替相場は、「円高に進む」と考察しています。自分の中では1ドル107円くらいまで円高になるかなと思っています。
トランプリスクによる円高
為替は、ドルに対して今後さらなる円高傾向になると考え流理由はもう2つほどあります。
理由はトランプ政権の混迷がさらに拡大することにあり、現在、隣国のカナダやメキシコとの経済圏としての関係を大統領就任時から訴えていますが、就任2年が経過した今でも全く進展が見込めていません。
さらにイランや北朝鮮との外交に関してもうまくいっておらず、特にイランとは核交渉にてイランが積極的に核装備をしており、軍事的な緊張も高まっているなど全く外交面においての業績がないです。
そして、最も大きな問題は国内の野党の関係だけでなく、与党との関係もうまくいってないため、予算編成などを大統領権限で行っているため、国際的なドルへの為替信頼度が低くなっています。
さらに大統領選挙にも突入するため、国内の政治がおろそかになることが考えられ、為替がより円高になると言えます。